【週末のひとりごと】その場の”正解”を探しすぎると心が死ぬ

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親友とのWEB飲み会

昨日は大学時代からの親友とWEB飲み会を開催した。このところ色々考えることを習慣にした結果、最終的に先週病みすぎて「これは流石にHELP出さないとダメだ」と、WEB飲み会を提案。彼女は東京、私は中国からテレビ電話。

ちょうど彼女は10月に新しい会社へ転職したばかり。転職1か月目を迎えた今も、すっごく仕事が楽しいとのことで、仕事の話をする彼女は本当に輝いていて私まで嬉しい気持ちになった。

普段のLINEからも、充実した毎日が文面からも伝わってきたし、転職活動中にその企業と出会った時のエピソードは私も大好き(本当にその人の“コア”を見て評価してくれたことが分かる選考&フィードバックをくれる会社だった)。紆余曲折あって、ついに世界にたった一つの天職に出会った、という感じがする。

親友すら誘えなくなっていた私

今まで、嬉しいことも辛いことも、死ぬほど恥ずかしいことも知られている私と親友の仲。世界で一番信頼していて大好きな親友なのだけど、彼女に対してですら今回のHELPを出すまでには少し時間が掛かった。

とてもキラキラやりがいをもって仕事にまい進する彼女に、こんな私の暗い話をぶつけたらテンションの差に呆れられるのでは・・・とか、相手の素敵な状態に私が水を差してしまわないかなと心配だった。しかし、限界も迎えたので思い切って誘い出したw

結果、本当に話して良かった…。彼女には「もう誘う事すら少しためらってたんだよね」という話もしたけれど、もうね…悩んでた私がバカだった…親友は私がどんな状態だってジャッジしたり見限ったりする人じゃない。そうだと心から信頼できる相手だからこそ、洗いざらい心の内を話し切った時には凄くスッキリした。心が軽くなった。。

※これが私をジャッジする立場の人に対しての開示だと、開示した後に自分の気持ちが寧ろ重くなるw だから最近は自己開示をまた出来なくなっていたんだけれど、私の周りにはそんなことしない人もいたのに…。親友にすら素直に連絡できなかった自分に気づいて、ほんとにバカだったなーと思った。

その場の“正解”を探してしまう

今回の件と言い、先週の病んだ時期の原因といい、全てはここに起因する。「その場の“正解”を探して、その通りのアウトプットが出来てしまう・してしまう」。

これは彼女と私の共通点でもあるけど、器用なタイプ故に自分が置かれた環境・役割・場面に対しての“正解”が何なのかが何となく分かる。そして期待された回答・役割・行動をしてしまう。戦略的平和主義。

この柔軟性と戦略性には今までの人生で非常に助けられもしたけれど、こと現在においては自分自身を苦しめる要因になっていて。

最近はそういう“模範解答“を探し過ぎて・徹しすぎて、最終的に「本当の私は違うのにな」「こんなの本心じゃない」「見せかけだけ上手くいっても中身が伴ってないことを自分は分かってるから辛い」「役割に対して前のめりになれない」「ていうか、本当の私ってなんだっけ…?」という心境に陥る。

親友が言った言葉が刺さった。「その場の期待や正解に合わせたアウトプットばかりしていたら、何者にもなれない」。ほんまそれな。ああ、私はこの期待/役割に対するラリーをあまりに長く続けすぎてしまったんだなぁ・・・。本当に自分がしたいと思う事、WILLやWANTをエンジンにして進む人生でありたいと思っていたのになぁ。

自分の中の「正解」に素直になる

色々悩んでたことの根源が、相手や環境から見た「正解っぽいもの」に自分を寄せすぎた結果であることを自覚できた夜。こういう生き方は辛いし、そもそも向いてないなと思った。

続かないし(続けてたら慣れて麻痺するかもしれないけど)そんな生き方したくない。麻痺する前に、自分の中にある強烈な「正解」を信じて選択したい。

“本心を話したら、きっと相手の期待を裏切ってしまう。“そんな怖さを感じて、最終的には「偽物」の状態でそこに在ることに何の意味があるのだろう。ただの虚無でしかなかったなぁと思う。

親友の現在の姿を見て、この先にある本当の意味で「自分を生きる」状態の強さを感じたよ。なんか嬉しくなったし、希望やなと思った。私もそうなる。

こんな話をした後に、パートナーとも電話をしたのだけど「あなたは優しいね、そして完璧主義だね」と言われた。確かに失敗したくないし、できる限り完璧でいたい、という気持ちが自分が等身大のアウトプットをすることを阻んでいたと思う。

幸いにも、どんな状態であれ「あなたらしくていいんじゃない」「自分が良いと思うことをした方がいい」と受け入れてくれる人が私の周りにはいる。虚無に存在している状態、ではなく自分として生きるために、誰かから見た正解でいることはやめよう。

たとえ自分のありのままのアプトプットが正解から見て間違っていたとしても、そこからギャップを知って等身大で成長していけばいい。出来るフリや、物分りの良いフリはやめよう。手ごたえを持って生きよう。

そんなことを決めた夜でした。親友とパートナーに感謝、ほんまにありがとう!

chika
About chika
フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。

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