【かもめ食堂プロジェクトVOL.35】留学しようかな、って血迷うこともある

かもめ食堂プロジェクトとは

フィンランドでの食堂開業に向けた軌跡を「かもめ食堂プロジェクト」と名付け、日々の歩みを記録しているプロジェクトのこと。最初はカフェ修行に始まり、お好み焼き修行を経て 最終的に寿司へと辿り着く（今ここ）。かもめ食堂プロジェクト全ての記事はコチラへ。

留学いいんちゃうん…と血迷う

寿司学校の開催中止により、改めて自分の受け身さを恥じたにも関わらず…ちょうどMBAに行っているフォロワーさんの体験記を見たことと、ツイッターで寿司学校中止を知って心配してくれた父（大学教授）が「留学も良いんちゃう」とベストタイミングなLINEをくれた事により、昨日から今日にかけて留学について調べまくった。それこそ正規留学・国内大学院からの編入・フリームーバー・研究生として国内大学ゼミ所属からのヘルシンキ大学・・とかマニアックな方法まで一通り！更にはいっそ世界一周でもしてから最終着地点をヘルシンキにして……なんてプランにまで飛び火。あかん、完全にブレてるやん私！！笑

血迷うことだってある

最終的に「いやいや、目的に立ち返ろう」と戻って来れたのですが、あれだけ決意を固めたにも関わらず人は血迷うこともあるという事を身を以て経験。そして、今まではそんな自分を責めがちだったのですが、さすがにここまで固く決意していた事に対してさえも発生してしまったという経緯から「もう、そんな自分を非難するのではなく受け入れていこう」と思いました。私にはそんな時だってあるのさ、人間そんなものなのだと。

私は何がしたいのか

ただ、そんな状況で他の方法を調べていく中でもずっと違和感があって。「この違和感の正体」についても同時に思考する時間になりました。例えばもし「フィンランドに住む」という事が目的(ゴール)であれば、留学でも開業でも手段を選ばず選択すれば良いと思う。ただ、今回他の道を調べれば調べるほどに拒絶反応に近い感情が自分の中に込み上げていくのを感じたのでした。

自分で自分の人生を選択したい

このプロジェクトの動機の出発点は間違いなく「フィンランドに住みたい」という2014年に抱いた純粋な気持ちだったので、どこかで自分は今もそれをゴールにしているのだ…と思う節もあった。けれど、一連の「何の目的も無いことを選択したくない」「誰かがいないと自分の基盤が整わない状況を作りたくない」「モラトリアム期間を作りたい訳じゃない！」などの拒絶反応の強さに、この数年間で様々な経験を積む中で私のゴールはフィンランドに住む、ではなく「好きな場所で好きな様に、自分らしく生きる。そのために強みを生かして自ら居場所を切り開きたい。」に変わっていたのだと、この血迷い期間に強烈に実感することになりました。

最終的に、過去の経験が引き戻してくれた

そして同時に、この血迷い期間にピリオドを受てたのは、このブログのおかげで。帰り道に過去投稿を読み返して「あんなことも、こんなこともあったなぁ…」「紆余曲折、色々試して今の選択に辿りついているんだよな…」という再認識にいたり、今立っている場所は気まぐれではなく積み上げて辿り着いた場所なのだ、ということに自信を持つ事が出来ました。色々書き残していてよかった。そして、ほんとに些細なメモが後々勇気をくれる一言になることがあるんだと感じた。

今回「そうだったよね」と思い返した投稿

■カフェのオーナーさんに「フィンランドでお寿司屋さんをしたい」と伝えてみたら、意外な答えが返って来た
■『違和感』は自分を知るヒントに変えていく
■フィンランドで暮らしてみることにした話

これからもカッコ悪いことも残していこう

そんな思考を一巡りしたからこそ、今後もう少し日々の気持ちの変化も書き残していきたいなと思いました。（たった数日、マメに更新しただけでも色々思考の動きが激しいし。。笑）決してかっこいいものでもなく、ブレてだめだめな日もあるけれど、そんな自分とも前向きに付き合いながら人間らしく進んでいこうと思います。・・深夜の壮大な独り言に此処まで読んで下さった方がいたとしたら、お付き合いいただき感謝しかございません・・！ありがとうございます・・！今後も暖かく見守って頂けると幸いです。