
2年間続けたカフェ修業を卒業し、
前々から気になり続けていた
「お好み焼き」修行へ。
ミシュランを獲得した老舗店で
週末だけ修業をはじめました。
●なぜお好み焼きなのか
湖畔でカフェだ―!
いっそフィンランドだー!
ならば寿司だー!
・・・
等々、紆余曲折(現在進行中)な
私の「かもめ食堂プロジェクト」。
色々な選択肢がある中で、
どうしても捨てきれなかったのが
「お好み焼き」でした。
-大阪出身の自分だからこそ出来る事
-フィンランド人から強く要望された事
-フランスで日本人女性が開業している事
などなど、お好み焼きも素敵なのでは…
とずっと考えていて。
「ならば、それが本当に合うかどうか
一度やってみよう!!」と思い立ち
老舗店に電話して修業させて頂けることに!
来週で5回目の修業に入ります。
私の性格上、「やってみて、どうだったか」
を自分自身で経験しないと納得できず
「違う」という結論になったとしても
やっぱり必要な工程だと思いました。
●実際に働いてみて
★まずは、想像していたよりも
“きっちりしている”!
高校時代にバイトしていた
お好み焼き屋は、個人店で
こじんまりしていたこともあり
“なんとなく”が多かったお店。
でも今回は、ミシュランを獲得し
日々行列の絶えない老舗店。
アルバイトの7割が外国籍の学生。
それ故に、オペレーションも
細かく決まっていて効率的。
でも“遊び”の部分もあって
それぞれの“らしさ”もある。
★そして次に、思ったよりも
“感覚的”!!
最初と相反する部分があるのですが
これは「焼き方」について。
焼き場はプロ2人体制なのですが
2人とも焼時間は「時計見ない」。
ネタの入れ方も「計量機使わない」。
焼き具合、ネタの固さなど
全てその時の火加減や食材の水分量次第。
「測る」のではなく「見る、感じる」という
プロの技で仕上げられていました。
これは、学び甲斐があるなぁと思いました。
★そして最後に感じたのが
“信じて任せる”ことの大切さ
働いているスタッフの中で
「お好み焼きを焼きたい!」という
理由で働いているのは私だけ。
焼き場はプロの2人が担っているので
通常時間は私の出番は無いのですが…
終業後の“スタッフのご飯タイム”で
お好み焼きを焼かせてくれることに!
「見て覚えていき」
「今日見た手順で、まず焼いてみ」
「そんなん俺してたっけ?笑」
と、手取り足取り教えられる訳では無く
“まずやってみ”と実践に入る事で
自然とプロの皆さんがしていることが
見ている以上に難しい事だと分かったり、
次回このポイントに気を付けようと学んだり…
やってみせ、
言って聞かせて、
させてみて、
ほめてやらねば、
人は動かじ
という言葉がありますが、
まさにそんなサイクルを
お好み焼き修行で行っています。
●カフェと比較して
初めてお好み焼き修行に行った翌日、
ちょうどカフェの修業がありました。
その時に感じたのは
「カフェ楽しいーー!」でした。
・和食器/洋食器の種類も多く
組み合わせを考える楽しさ
・彩りを考えたメニューを
日替わりで考える楽しさ
・カフェの流れに合わせて
お客様がゆっくりとご来店すること
・店内はコーヒーの香りが立ち
ストーブの前にはネコがいて
「オーナーの家」の様な
こだわりある空間と音楽があること
そんなところを素敵だな・・と
他の修業を始めたからこそ
改めて感じることが出来ました。
それぞれの場で“素敵だな”と
私が感じたことを大事にしながら
自分らしい「かもめ食堂プロジェクト」を
今後も形作っていきたいと思います。
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