【かもめ食堂プロジェクトVOL.19】大阪の飲食人大学の見学に行って来た(前半)

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寿司職人養成学校は東京だけじゃない!
実は地元大阪にも、寿司職人養成学校があるのです!
それは昨年オープンした「飲食人大学 寿司コース」。

大阪在住の私から見たメリットは
・滞在費が不要(東京だとホテルorレオパレス等)
・学費が安い(東京約100万円、大阪約60万円)

という費用面での違いが大きく
大阪の方も是非知りたい!と
見学の予約を取って行って来ました◎

※東京すしアカデミーの見学記事はコチラ:
 前半後半

■飲食人大学とは
飲食店を営むRETOWNグループが運営する
3ヶ月の短期集中型の学校です。
寿司マイスター専科は昨年より開校したそうです。

■見学開始!
場所は野田駅から徒歩10分。
学校の外観はこちら!
最初分からず通り過ぎてしまいました>< ▼この建物がそれです。特に看板は無いので訪問の際はお気をつけ下さい! IMG_5916
入ると受付の方が
「見学の方?その部屋だよ」と
指して下さったのは、
すでに生徒の皆さんが実習を始めているお部屋。

ドアを開けると元卒業生という女性の方が
優しくエスコートしてくださり、
白衣に着替えて・・いざ見学!

見学者は私を含めて2名。
当日はTV局の取材が入っており
クルーの方々がカメラを回していました。

■実習の内容
生徒の皆さんはあと1週間半で卒業!
というフェーズの方々で、
この日は「コース実習」といって
3つのチームに分かれて
前菜~寿司の内容まで自らメニューを考え
仕込み(4時間)と提供まで行うというもの。

見学者は、生徒の皆さんの仕込みを見学し
提供実習の際にお客様役となって
生徒の皆さんが握ったお寿司を食べることが出来ます。

仕込み見学は3時間ほど。
魚を捌く・酢飯を仕込む、というだけでなく
前菜の創作料理を作ったり
握り場のセッティングをしたりと
色々な仕事を見ることができ
非常に興味深く拝見しました。

講師は2名いらっしゃいましたが、
メインは1名。豪快な男性で
東京の飲食人大学も兼務し
更にカウンセラーも担当しているよう。

生徒の皆さんの仕込みの様子をチェックし
間違った所は全体発信で厳しく
指摘しておられましたが冗談も交えるなど
全体的にとてもアットホームな印象でした。

教科書として使っているのは
私も前から書店で気になっていた
分厚い「寿司の技術全集」でした!

■実食
3時間の仕込み見学終了後は、
生徒の皆さんが大将となり
私は顧客になりきってお寿司を頂く実習。

寿司職人に求められるのは
技術だけでなく「折衝力」も重要とのこと。

お客様と会話をしながら、
好みや食のペースを把握し
お客様に合わせたシャリの大きさで
リズミカルに握っていく。

・・というのがプロの職人ですがっ

私がお客様体験をさせて頂いた
生徒の方は非常に緊張しておられ
提供する手が震えておられました・・!

そのせいか、シャリが1円玉サイズで
さらに口に運ぼうとする最中にボロボロに(◎_◎)!

食べるこちらも緊張しつつ
高校生の時に近所の小僧寿しチェーンで
アルバイトをしていた頃のことを思い出しました。

1日何貫も寿司を握り、
巻きずしを巻き続けていたので・・
この方より私の方がうまく握れるのでは・・!
という邪な想いが一瞬頭をよぎってしまう(◎_◎)
※いやそんなハズは無い。

講師の方いはく、全ては個人次第。
3か月でもかなり上手くなれる方もいるし
そうでない方もいるとのこと。

東京すしアカデミーの見学と違い、
今回は実際の授業の様子や
実践スキルを拝見することができ
本当に良い経験になりました。

やっぱ短期修行だけじゃ厳しい!
ということを肌で感じたのでした。

後編は生徒の皆さんの進路や
見学会でまさかの「北欧繫がりの出会い」
があった話しを更新します*

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chika
About chika
フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。

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