【独り言】初心者が一人山登りを始めた理由と、北欧に学ぶ幸福度の高め方

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IMG_1301毎日更新を終えてから、
また更新ペースが遅くなりつつありますが・・(- -;)

今日からしばらく、最近の新しい趣味
「山のぼり」について更新したいと思います◎

そもそも運動嫌いな私が
なぜ山登りを始めたのか・・!
そのきっかけは、幼少期〜北欧との出会いまで
深く繫がっているのでした。

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元々小さい頃から冒険が大好きで
サバイバル番組の虜なのはもちろん、
小学校の時にはお小遣いを使って
公衆電話から国土地理院に電話をして
「無人島に行きたいから地図が欲しい」
と問い合わせをするような子供でした。

※その後、国土地理院からは
 大阪から一番近い無人島の地図が
 ちゃんと自宅に届きました。

そして小学校6年生の時には
奈良県東吉野村という小さな村に
1年間の山村留学を経験し、
全校生徒36人・クラスメイト5人
という環境で過ごした1年間は
それはもうカルチャーショックの数々で。

コンビ二なんて数十キロ先にしか無いし、
学校が用意してくれた一軒家には
見た事も無いような虫が次々出現するし、
裏庭には野生のサルが柿を食べにくるし、
熊出現に備えた村内放送マイクもあるし、
先生は「今日の授業は川の中でしよう!」と
社会科の授業を川の中で実施するし、
雪中登山は背丈程積もった雪を
かき分けて進む命がけの登山だったり・・。

けれど最後には「自然児」という
言葉がお似合いの自然遊び大好きな子供に。
同時に、少人数でのびのび過ごした事で
自己主張が出来る子にもなっていました。

まあ、この後また大阪の学校に戻った時
クラスでかなり浮きましたけど!!笑

それでも辛うじて中学校の初めは4名程で
「トトロ探検隊」なる山登りサークルを作って
放課後はおやつや漫画を持って山に入る・・
という事をしていたのですが、

「大人数の中で生きる」処世術(周りに合わせる)を
急ピッチで身につける中で、徐々に
自分らしさとか、自然への愛着とかも薄れて行って。

それでも6年間、色々葛藤があったのでしょうね・・
大学に入った時に周りが変人ばかりで
(田舎にあり、かつ半分が留学生という異空間。)
私もタカが外れた様に好きな事に没頭する様に。

その時にハマったのが貧乏海外旅行です。
韓国旅行にはじまり、次には地球温暖化で
世界で最初に沈む国と言われている
赤道直下の国「ツバル」へ2ヶ月の滞在。
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ツバルでは偶然知り合った一家の家で
ホームステイをしながら過ごしたのですが
家には窓も無いですし、お風呂どころか
シャワーも無いので雨水で全てこなし、
夕食はトビウオ丸々とかでした。笑
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ツバルの人は働くのも嫌いで
お昼は絶対にお昼寝するし
(銀行で働く人でさえ一時帰宅して寝るw)
「No money No problem」な世界。
言うなれば「適当」「その日暮らし」!!笑

そんな「異世界」を体験するのがクセになり、
それからも色々と旅をしたのですが
ずっと憧れていた北欧・フィンランドに
大学3回生の時に訪れた際・・・
衝撃を受けたんですね!!

洗練された暮らしと
森と湖のバランス・・・・
今まで相反するものだと感じていた
「都会」と「自然」が共存する暮らし!

生活の中にも、薪ストーブや
水も電気も通わぬコテージなど
所々に不便さがあり、
それを楽しんでいる人々・・・
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なんだこれは!豊かすぎる!
この不便さが、すごく贅沢!

フィンランドに感じた良さはコレだけでは無いものの
都会×自然の共存と、それを楽しいと思える人々に

今まで都会暮らしとド田舎暮らしの両方を
行ったり来たりしていた私に
感覚がピッタリ合った気がしたのでした。

それから就職して働いて・・
今年になって人生の選択を迫られた時に、
この流れに抗わなきゃ!このままじゃ嫌だ!
自分で初めて真剣に生き方を決意。
家も引っ越して、週末にカフェ修行をはじめ
「自分の感覚に合ったヒト・モノ・コトを選択する」
ことに集中することを決めました。

そこでベースになったのは、大学時代に知った
フィンランドで出会った人々の暮らし方でした。

振り返ればいつも都会と自然の間で
揺れ動いていた私なので、
もっと早く山登りを始めるべきだったのかもしれません。

たまたま今年、自分の人生を生きる決意をして
山好きな仲間にも出会い、父も元々山岳部だったので
一緒に富士山に登ったことで
「意外といける!」という感覚が備わり

遂に今月からは一人登山デビュー
果たすに至った訳でございます。

長っ。笑

なんでこんなに長々と書くかと言うと
今年「1人山のぼりを始めた」ことは
結構私にとって大きな変化だったんです。

他人に合わせるのではなく
自分らしい選択に集中した結果

北欧で憧れた都会暮らしと自然体験を
意外と実現出来てしまった!という嬉しさ。

ようやく暮らしを自分で作り始めた感覚。

世界の幸福度ランキングというのがありますが
日本と北欧の大きな差が出ている項目は
生き方の自由度」。

どんな生き方を選択するか。
行き先1つでも、買うもの1つでも、
他人の目ではなく、自分の意思があるか

「意思のある選択」の積み重ねが
日々の暮らしに対する満足感・自由度に繫がり
自分らしい価値観への感度を上げる事になる気がします。

ちはみにヒトの価値観は、
20後半〜30代にかけて作られていくそうです。

※なので尊敬する先輩には「結婚は早まるな。
 だって早くに結婚すると価値観の違いが大きくなっちゃうんだから。
 晩婚大賛成!」との助言も頂きました。笑

そんな時期だから、ようやく
こんなコトを考えるようになったのかしら・・。

ともかく、今年は激動の1年だった!と感じています。
間違い無く、人生の方向性を定めた年。
次は、大きく舵を切る年にしたい!

山登り?人生の話?
なんだか分からなくなってきましたが(笑)
chika
About chika
フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。

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