【かもめ食堂プロジェクトVOL.22】ヘルシンキでお店を営む日本人オーナーさんに話しを伺いました

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photo_4”いつかフィンランドでお店を開きたい”
そんな夢を持って、北欧ヘルシンキに
アパートを借りて3週間の滞在中です。

明日でちょうど滞在1週間。
この1週間で、こちらに住んでいる
日本の方に8名お会いしてお話をしました。

明日はまた別のエリアに移動して
ずっとお目にかかりたかった
日本人女性ともお会いします◎

皆さん共通しているのは
「自然体」であること。
表情、言葉から その方らしさが感じられ
肩に力の入っていない姿が印象的です。

私がフィンランドで開業したい事を伝えると
「いいじゃない!」と、きっと皆さんが自ら
道を切り拓いて来られたからこそだと思いますが、
話を真っ向から受け止めてくれました。

また、見ず知らずの私を温かく歓迎して下さり
同じ日本人同士だから、ということで
惜しみなく情報を共有下さった…(感謝で涙が)

昨日は3店舗のお店を回ってお話を伺いました。
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1店舗目のオーナーさんは
元々海外での生活に興味が在り、
カナダでワーホリをする等しておられましたが
子供が出来た事をきっかけに本格移住を検討。

※当時のお話ではありますが、
 カナダでは日本の寿司職人は供給過多にあり
 北欧の方が人数が少ない分ビザが
 取りやすかったそうです。
 決意してから2ヶ月後には
 フィンランドへ来ていたとの事!

その際にフィンランドの求人を見つけ、
もともとお知り合いがいらっしゃったことと
ビザの兼ね合いからフィンランドに決定。
夫婦2人とお子さん1人での移住に踏み切り、
3年の修行を経て自分の店を開業されたそうです。

店舗探し、ビザの更新、開業後
それぞれに苦労があったそうで
法律の話・資金の話など含めて
その際のお話も、とても勉強になりました。

お好み焼きについての
見解も伺えて嬉しかったです。w
法律上カウンターを作れない等の
制約はあるものの、キャベツは
年中手に入るそう。

またヘルシンキの日本食事情の最先端情報も
教えて頂き、最近では和カフェやラーメン店が
人気だそうです。(ラーメン店は中国人のお店)
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2店舗目のオーナーさんは、
フィンランド人の旦那様との結婚を期に移住。
子育ても一段落した49歳の時に
自分のお店を持つに至ったそうです。

それまでは日本人会で得意の料理を
振る舞っており、フィンランドの食材と
日本食とのコラボレーションにも長け
フィンランド語もばっちり◎

お店にて偶然お会い出来た方を含め
「何はともあれ移民問題もあってビザがとても大変。
 フィンランド人と結婚するのが一番早いわ。
 もしくは、まず学生で来て根回しするのね!」
というリアルな助言も頂きつつ(笑)お話を伺いました。

長年の在フィン経験があっても
店舗探し等は苦労も多かったそうです。
また法律上「カフェ」の業態と
「重飲食(油を使う調理)」の業態では
掛かる開業資金も必要な権利も違う等
詳しく教えて頂きました。

※それなのに猫カフェがあるのは不思議ですよね、
という話をしていたのですが
最近法律が変わり、ペットの可否は
オーナーが決められるようになったそうです。

また今までは法律でお店の営業時間も
夕方までと決められていましたが
こちらも自由化したそうです。
(それでも18時までに閉まるお店が多いですが)

・・・などなど、詳細を書き始めると
書ききれない程たくさんの事を伺えました。

おかげで今回の度の大目的である
「目標を定める」という
目的が達成出来そうです。

一番気がかりでありながら
なかなか情報の得られなかった
「資金面」「店舗探し」について
ここまで親身に情報を頂けた事に
本当に感謝してもしきれません…。

実際にこちらでお店を営む方の
実体験を伺ったからこそ、
私も自分の設定する目標に
自信と確信を持って取り組めそうです◎

決めた目標を人に宣言出来るくらい、
引き続き情報を集めていきたいと思います。
ファイト!

chika
About chika
フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。

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