【かもめ食堂プロジェクトVOL.26】カフェ修業を卒業し、 お好み焼き修行を始めました

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2年間続けたカフェ修業を卒業し、
前々から気になり続けていた
「お好み焼き」修行へ。

ミシュランを獲得した老舗店で
週末だけ修業をはじめました。

●なぜお好み焼きなのか

湖畔でカフェだ―!
いっそフィンランドだー!
ならば寿司だー!
・・・
等々、紆余曲折(現在進行中)な
私の「かもめ食堂プロジェクト」。

色々な選択肢がある中で、
どうしても捨てきれなかったのが
「お好み焼き」でした。

-大阪出身の自分だからこそ出来る事
-フィンランド人から強く要望された事
-フランスで日本人女性が開業している事
などなど、お好み焼きも素敵なのでは…
とずっと考えていて。

「ならば、それが本当に合うかどうか
一度やってみよう!!」と思い立ち
老舗店に電話して修業させて頂けることに!
来週で5回目の修業に入ります。

私の性格上、「やってみて、どうだったか」
を自分自身で経験しないと納得できず
「違う」という結論になったとしても
やっぱり必要な工程だと思いました。

●実際に働いてみて

★まずは、想像していたよりも
“きっちりしている”!

高校時代にバイトしていた
お好み焼き屋は、個人店で
こじんまりしていたこともあり
“なんとなく”が多かったお店。

でも今回は、ミシュランを獲得し
日々行列の絶えない老舗店。
アルバイトの7割が外国籍の学生。

それ故に、オペレーションも
細かく決まっていて効率的。
でも“遊び”の部分もあって
それぞれの“らしさ”もある。

★そして次に、思ったよりも
“感覚的”!!

最初と相反する部分があるのですが
これは「焼き方」について。

焼き場はプロ2人体制なのですが
2人とも焼時間は「時計見ない」。
ネタの入れ方も「計量機使わない」。

焼き具合、ネタの固さなど
全てその時の火加減や食材の水分量次第。

「測る」のではなく「見る、感じる」という
プロの技で仕上げられていました。

これは、学び甲斐があるなぁと思いました。

★そして最後に感じたのが
 “信じて任せる”ことの大切さ

働いているスタッフの中で
「お好み焼きを焼きたい!」という
理由で働いているのは私だけ。

焼き場はプロの2人が担っているので
通常時間は私の出番は無いのですが…

終業後の“スタッフのご飯タイム”で
お好み焼きを焼かせてくれることに!

「見て覚えていき」
「今日見た手順で、まず焼いてみ」
「そんなん俺してたっけ?笑」

と、手取り足取り教えられる訳では無く
“まずやってみ”と実践に入る事で
自然とプロの皆さんがしていることが
見ている以上に難しい事だと分かったり、
次回このポイントに気を付けようと学んだり…

やってみせ、
言って聞かせて、
させてみて、
ほめてやらねば、
人は動かじ

という言葉がありますが、
まさにそんなサイクルを
お好み焼き修行で行っています。

●カフェと比較して

初めてお好み焼き修行に行った翌日、
ちょうどカフェの修業がありました。

その時に感じたのは
「カフェ楽しいーー!」でした。

・和食器/洋食器の種類も多く
組み合わせを考える楽しさ
・彩りを考えたメニューを
日替わりで考える楽しさ
・カフェの流れに合わせて
お客様がゆっくりとご来店すること
・店内はコーヒーの香りが立ち
ストーブの前にはネコがいて
「オーナーの家」の様な
こだわりある空間と音楽があること

そんなところを素敵だな・・と
他の修業を始めたからこそ
改めて感じることが出来ました。

それぞれの場で“素敵だな”と
私が感じたことを大事にしながら
自分らしい「かもめ食堂プロジェクト」を
今後も形作っていきたいと思います。

chika
About chika
フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。

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