【週末の独り言】自分らしく生きるために「タグ」を強める

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先日は会社の研修で東京へ。
「28歳の女性社員向けキャリア研修」
というピンポイントな会!

会場にはグループ会社含めて27−29歳までの
妙齢女性が126名も!壮観でした。w

講師は経営者のかかりつけ医として有名な
岡島悦子さんで、最近ぼんやりと
掴みかけていたヒントが
ガッチリと言語化された内容…!
今後の自分の軸になりそうな出来事だったので
ブログでも残しておこうと思いました。
(かなり長い独り言になります・・!)

まず冒頭に
「今の時代、とくにこれからの時期は
選択肢が多過ぎて迷って当たり前。
今日は何を選んだらいい、という話ではなく
自分ならではのモノサシを確認してほしい」
というお話がありました。
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まさに現在の私がそうで、
今の仕事が楽しくてもっと成長したいし、
「かもめ食堂プロジェクト」も実現したい、
などなど沢山の選択肢を選ぶ中で
「このままだと人生とっ散らかりそう」
という漠然としたモヤモヤを抱えていました。

なので冒頭「ああ、こんなに迷うのは
私だけじゃなくて皆そうなのね!」と
少し気が楽になりました。

そんなお話に始まり、今日聞いたお話を
項目ごとにまとめてみます◎

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【ダイバーシティの目的は女性活躍ではない】
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今回の講義はダイバーシティ推進と銘打っているが
その目的は女性活躍ということではなく、
企業に多様性を取り入れることで
生き残る力を高めること。

◎もし全員が同じ志向性の社員だけだと…
画一的であるとマネジメントはし易いが
皆で同じ給食を3食食べているのと同じなので
全員一緒に食中毒にかかってしまう(陳腐化する)

◎もし様々な考え方を持つ社員が揃えば…
マネジメントコストはかかるが、
多様性を生かす組織は変化に強く
イノベーションも起き易い。
⇒生物的に生き残り易い。

例えば、現在フジフィルムの利益の半分が医薬品。
カメラフィルムが衰退する中で、これまでの技術を
生かして出来る事業の立ち上げが行われたため。

一方でライバルだったコダックは2010年に倒産。
→新しい目で「それって本当ですか?」と言える、
色んな視点のレンズを持つ事が重要。

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【妙齢女性の10大疾病】
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女性が陥りがちな
後天的な育てられ方による疾病。

①アクセサリー勝負病
キラキラだけで勝負してしまい
スキルのつかないまま気づけば5年。

②嫌われたくない病
空気読み過ぎ

③体力過信病
マッキンゼーでは最短で走る人が評価される

④まだまだ病/過小評価病
女性は昇進の際も基本2回は断りたいらしい。
→打席に立つのが遅くなる。

⑤出世嫌悪病
私は現場が好きなんで、となっちゃう。

⑥キャリア迷子病
私ってこの人生選択で良かったんだっけ?
もっと良いものがあるんじゃない?と迷う。
「あなたはあなたのままで良い」と言われたくて
頑張ってるプロセスを誰かが見てくれてると信じる。
しかし現実は「目立つか」「埋もれるか」しかない。

⑦白馬の王子様待ち過ぎ病
いつか誰かが、なんて無い。

⑧努力安心病
資格を取ったり、大学院に通ったりして
努力している状態に安心を見出し、
手段が目的になる。

⑨燃え尽き逃避病
30後半で燃え尽きる

⑩チャック女子病
おっさんになってしまうと仕事が楽なので
背中のチャックを下ろすと中身はおっさん。

※私は「嫌われたくない病」「体力過信病」
「まだまだ病」に当てはまってた…!
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【原因】
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①自己肯定感(過去の自分への自信)
②自己効力感(未来の自分への自信)

<②を高める方法>
ー過去の経験から類推する
ー周りの人が出来ているのを見る(代替体験)
ー○○さんなら出来ると言われる(言語的励まし)
ー生理的状況(身体、心の健康)

発生していない事を悩み過ぎのケースが多く
①今考えるべきこと
②今考えても仕方が無いこと
に分けて考えるべき。

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【労働市場の現状】
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・1年に島根県分の労働人口が減っている
年金も期待出来ないし社会保険の負担も増える。
・定年は引き上がり移民は難しい。
75歳まで働き続ける世界。
・企業の1つの事業ドメインの寿命が20年を切っている
50年働くとして同じ会社にいても3−5領域経験。

【これからの仕事】
・2011年にアメリカの小学校に入学した
子供のうち65%は今無い仕事につく
・49%がAIに代わっていく

これだけ変化する時代、下りエスカレーターに
乗っている様なもので「変化しない=後退」。

これから先、自分が意思決定出来る強さを持ち
「働き方の自由度」を獲得するために
=前倒しのキャリア開発が必要

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【タグを作る】
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「タグ」とは、
キャスティングの際に脳内検索される時のワード。

例えば「英語力」×「新規顧客開拓」×「情報収集力」
など小さな強みのかけ算でOK。
これからの時代、弱みの補足は機械がやってくれるし
弱みをカバーしても結局「平均」にしかならないので
自分の強み(タグ)を伸ばした方が大きな価値になる。
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【必然の偶然】
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多くの経営者が成功の機会を偶然と言うけれど、
偶然が舞い込む様に日々過ごしているので、
それらは必然の偶然。

何を実現したいかを周囲に話しておく、
「やるやる!」と言えるフットワーク性、
未来の為に種まきが出来ている状態が◎

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という話しがあった後に、実際に同じ世代の
参加者同士で自分のタグを話し合ったり、
「人生で得たいもの」「捨てられるもの」
「大事にしたい価値観」について個別に整理。

岡島さんが「選択する事は何かを捨てること」
と仰っていたのですが、「何でも欲しい!」
「全員に好かれたい!」ではなく
覚悟を以て捨てるべき部分を決めたことで、
「この仕事、私らしくどう強みを発揮する?」
「この意見は私らしさが無くなるのでスルー」
など、ここ数日で既に強くなった気がします。
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強みを生かして成果を出すことで
結果として自分のタグも強めていく。
何となく過ごすのではなく意識することで
何事も自分がやる意味を考えられるし、
アウトプットも積極的になる事を実感・・!

あと印象的だったのが、キャリアの描き方は
「ジャングルジム型でいい」というお話。
山登りみたいにゴールを決めて登っても、
今の様に変化の早い時代の場合には
柔軟に状況と自分の考えに対応しながら
ジグザグと自分らしいキャリアを描くのが
良いのでは、とのことでした。
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私は、決めて宣言して逃げ場を無くさないと
火がつかないタイプなので(笑)
時に後戻りしにくい事もあるけれど、
本気で考えながらも柔軟に行動したい。

などなど、沢山の学びを得る事が出来て、
大事にしている「自分らしく生きる」ために
今何をすべきかが見えた素敵な1日でした◎

chika
About chika
フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。

2 Comments on 【週末の独り言】自分らしく生きるために「タグ」を強める

  1. こんばんわ!初めてコメントしますが・・・東京のNONです!笑
    こんな素敵な研修どこでやってたんですかーー!私も行きたかったですー!笑
    (あ。会社員じゃなかった←)
    すごく共感しちゃいました。。。私の場合、燃え尽き症候群が既にあるのでいつもイカンイカンと思っても「これって正解なの???」の繰り返し。。。結果なんて出なくても自分のため!って一人で思ってもときどき限界があったり。。。
    でも最後の、「キャリアの描き方は<ジャングルジム型でいい>。山登りみたいにゴールを決めて登っても、今の様に変化の早い時代の場合には柔軟に状況と自分の考えに対応しながらジグザグと自分らしいキャリアを描くのが良い。」というお言葉に感銘を受けました。。。!
    よそに言われてもホント自分らしく生きるって大切なんですね!いろいろ大変だけど!涙

    なんかダラダラとすみませんでした( ;∀;)大阪も毎日寒いと思います。どうぞカラダには気を付けてご自愛ください。

  2. NONちゃん!コメントありがとう✨
    この研修、きっとNONちゃんの役にも立つと思う!
    講師の方の著書がいくつかあるらしいので、気が向いたら是非(^^)/

    ほんと、熱し易く飽き易いとは私の事・・w
    でも「燃え尽き」ではなくて仰る通り
    ジグザグ型に色んな事を知って、その中から
    「これだ!」という自分らしい選択が出来たら良いと思う!✨
    20後半は「選択肢が在り過ぎて迷うのは当たり前」らしいし、
    どんどん冒険して、30代には何となくの行き先を決めて
    舵を切れたらいいねー!また時々、情報共有しようね(^^)/

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