【かもめ食堂プロジェクトVOL.25】「いま納得できない生活をしてるのに、フィンランド行って大丈夫?」

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前回の続きです。

先日のカフェ営業が終わった後、
またオーナーと飲みに行きました。
(最近終わった後よく一緒に飲んでるw)

オーナーが好きな鉄板焼の小さなお店。
カウンター席のみのお店で、
鉄板を囲む様にU字型の
カウンターが設えられています。

そこでもオーナーが
「このお店も素敵なの。何が好きって、
 ほら、お客様がお手洗いに行くのに
 わざわざ一度店の外に出てから
 回り込んで向かってるでしょう。

 カウンター席の間を通って行くと、
 他のお客様の負担になるからと
 自然に常連さんは一度外に出て
 わざわざ遠回りをしてるんだよね。

 これが、お店の雰囲気を作ってる。
 こういうお店が好きだなあ」

なるほど・・確かに。
お客様同士の思いやりに溢れた、
とても温かいお店。

これが強引に席の間を
行き来するお客様ばかりだと
きっと初めてくるお客様も
それがルールなんだと思って
同じ様に強引に通って行くはず。

今日の学びを改めて実感する出来事でした。

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そして飲んでいる間に、
話はフィンランドへの移住について。

私がフィンランドで感じたのは
「ただ行けばいいってものじゃなく、
 行って何がしたいのか?
 どう生きたいのか?
 自分は何をすれば幸せなのか?」
その先に、フィンランドがあるかどうか。

この軸が無ければ、
きっと流されて打ち拉がれて帰ってくる。

・・という確信。

オーナーに話してみると
「まさにそう。
 自分の判断軸を今のうちに作らないと
 向こうで自分の足で立てないよ。

 そういうことは、日々の暮らしで
 作られて行くもの。

 いきなり北欧に行ったからって
 北欧的な生活が出来るんじゃなく
 染み付いていてこそ実践出来るのよ。
 
 今のちかちゃんの生活って、
 そうなってる?
 
 見てる限りは、そうじゃないけど?w」

とのこと。w

いや確かに。平日は仕事に追われて、
帰ったらバタンキュー。

そして大事なベースとなる部屋も。
今の部屋に引っ越して来たのが1年前。
開業資金を貯めようと
当時住んでいた半額(!)の家賃の部屋へ。

確かにお金は貯まるけれど、
生活面でのお気に入りポイントは
まだ見出せていない・・・

私が
「確かに今の暮らしは
 立地も、お部屋も、キッチンの設えも
 あまり好きじゃないです。。

 ただ、結局平日は夜遅くまで仕事して
 帰って寝るだけになってしまうので
 いいかなぁ、、という気もしちゃって。」

オーナー
「はあ?!違う違う。
 寝るだけだからこそ、大事なのよ。
 そこが自分のシェルターにならないと、
 いつ癒されるの?

 そんな納得してない生活してて、
 いきなりフィンランド行って
 豊かな生活が出来る気がしないわね!

 (ピシャリ)」

・・・仰る通りデス。

今の暮らし方が
フラットに北欧に続く様に。

今一度、暮らし方を見直そう。
フィンランド滞在で知った、
自分の暮らしに大事なことを
次回の引っ越しでは取り入れたいと思います。

《余談》
カウントしたら、私は今まで
13回も引っ越しをしていました。
親が転勤族だったとかではなく、
大学生になってから10回! 

モノを減らしてから、
拠点を変える事へのハードルが
一気に低くなったように思います。

日本人の一生涯の
引っ越し回数の平均は4回だそう。
一方でアメリカは11回だそうな。

アメリカは家具備え付けの物件が多く
引っ越しに手間がかからないのと、
転職に伴う引っ越しが多いため
転職回数の少ない日本に比べて
引っ越しの機会が多いのが要因だそう。

次は、身の回りのモノだけでなく
拠点となる土地・部屋まで
しっかり見極めて決めたいと思います◎

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chika
About chika
フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。

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